綿は多年草である
以前にも載せたキュウリやオクラの花を思い起こさせるこの黄色い花弁はすでに萎れた。
だがまだまだ花はほかにも咲いているので、本格的な冬になるまでこのまま咲き続けるのかもしれない。
インターネット上では一年草と書いてあったりするのだが、ツチヤさんやジュンさんによると、綿は本来多年草とのことである。
ただし日本には日照時間が夏よりも少なく、かつ気温も低い冬があるので枯れてしまうのだろう。
綿は本来日照時間が長い地域の植物であって、江戸時代等に外つ国(とつくに)から日本に持ち込まれ、栽培させたが失敗に終わるということもあったらしい。
その後試行錯誤があって、日照時間の長い地域で育てられるようになり、麻から綿への関心が強まった。
ビニールハウスで育てれば多年草になるのかもしれないが、そうするとお金がかかってしまう。
それだったら収穫した綿を綿繰り機にかけて取った種でまた一から育てたほうが金はかからない。
よって日本においては綿は一年草という認識が強いのだろう。